開巻有益

「開巻有益(かいかんゆうえき)」とは、「本を開いて読めば、必ず何かしらのためになる・得るものがある」という意味の四字熟語です。

「開巻」は本を開くこと(読書すること)、「有益」はためになる・役に立つことを意味します。

どんな本であっても一度開いて読めば、知識が深まったり、新しい気づきが得られたりするのだから、「大いに読書をすべきだ」という奨励の言葉として使われます。

由来・出典

中国の北宋時代(10世紀末)の歴史書『十二朝史』や『太平御覧(たいへいぎょらん)』にまつわる故事が由来とされています。

北宋の第2代皇帝である太宗(たいそう)は、大変な読書家でした。彼は学者たちに命じて『太平御覧』という全1000巻にも及ぶ膨大な百科事典を作らせ、完成した後は毎日3巻ずつ熱心に読み進めました。

政務で忙しい皇帝が毎日それだけの本を読むことを心配した臣下が、「どうかご無理をなさらないでください」と諫めたところ、太宗はこう答えたといいます。

「本を開けば、必ず益がある。私は少しも疲れることはないよ。」 (開巻有益、朕不労也)

この皇帝の言葉から「開巻有益」という成語が生まれ、後世に「どのような本でも読めば必ず役に立つのだから、進んで本を読みなさい」という意味で広く使われるようになりました。

専門書や難解な名著に限らず、一見雑学のような本や漫画、自分とは異なるジャンルの本であっても、「ページを開いて読むという行為そのものが、視野を広げ自分の糧になる」という前向きな教えとして親しまれています。

紹介 小坊主くん

こんにちは、小坊主です。 ままならぬ世の中ですが、倦まず弛まず(うまずたゆまず)今を歩んでいます。

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