禅語「諸行無常」

小坊主くん 諸行無常 スタンプ

「変わらないものなど何もない」という現実

「諸行無常」とは、文字通り「あらゆる存在(諸行)は、常に変化し続けており、永久不変なものは一つもない(無常)」という意味です。

  • 私たちの肉体も衰える
  • 感情や人間関係も移り変わる
  • 成功や財産、大切な時間も留めておくことはできない

人間は「この幸せがずっと続いてほしい」「この状態を保ちたい」と、移り変わるものに「しがみつこう」とします。しかし、世界は刻一刻と変化し続けるため、そこに「執着」と「現実」のズレが生まれ、それが苦しみになります。

「無常」を明らめた先にあるもの

「すべては変化する」というルールを「明らめる(真実として観察し、受け入れる)」ことができれば、私たちの生き方は大きく変わります。

  • 執着からの解放
    変化を受け入れているので、何かを失ったり状況が変わったりしても、必要以上に絶望したり取り乱したりしなくなります。
  • 「いま」を大切にできる
    すべてが移ろい去るからこそ、今この瞬間にある出会いや時間、目の前の出来事が一期一会で、かけがえのないものだと深く味わえるようになります。

こうして見ていくと、禅の「放下著(すべてを手放せ)」も、ブッダの「四苦八苦」も、そして「諸行無常」も、表現こそ違えど、言っている根本はすべてつながっていますね。

世界のありのままを(変化し、思い通りにならないこと)
はっきりと見極めて(明らめて)
握りしめている執着を手放しなさい(放下著・諦める)

無常を受け入れることは、決して冷めた虚無主義ではなく、むしろ今という現実を軽やかに、そして誠実に生きるための最高の知恵なのだと感じられます。


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