且緩緩(しゃかんかん)

「且緩緩(しゃかんかん)」とは、「まあ焦らず、ゆっくり落ち着いていきなさい」「慌てるな、一息つきなさい」という意味の禅語です。

「慌てる自分を急かさず、静かに待つ」という境地にも通じる、とても温かく味わい深い教えです。

漢字の意味と分解

  • 且(しゃ):
    「まあ」「ひとまず」「ちょっと」と、肩の力を抜かせる呼びかけの言葉。
  • 緩緩(かんかん):
    「緩(ゆる)やか」を重ねたもので、「ゆったりと」「落ち着いて」「あせらずに」という意味。

合わせて、「まあ、ちょっと落ち着いてごらん」「あせらず、ゆっくりいきなさい」と、優しく肩を叩いて呼びかけているような語感を持っています。

「且緩緩」が教える心のあり方

現代の私たちは、仕事や日常の雑務、また心の動揺に対して「早く解決しなければ」「すぐに感情をコントロールしなければ」と、つい自分を追い詰めがちです。

しかし、「且緩緩」は次のような気づきを与えてくれます。

焦っている時や感情が波立っている時は、視野が狭くなり、物事の本質が見えなくなります。「一息ついて落ち着く」ことで、はじめて物事を正しく(法に照らして)見つめる余裕が生まれます。

「不安や焦りが湧いたとき、その感情が過ぎるのを待つ」という姿勢そのものです。無理に波を鎮めようとせず、ひとまず横に置いて「まあゆったり待とう」とする心の余白を表しています。

「平常心にならなきゃ」と焦りそうになったときこそ、心の中で「シャカンカン。シャカンカン」と自分に声をかけてあげるのが良いのかもしれません。

紹介 小坊主くん

こんにちは、小坊主です。 ままならぬ世の中ですが、倦まず弛まず(うまずたゆまず)今を歩んでいます。

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