
Don’t let yourself be swayed
『主人公(しゅじんこう)』
この言葉は、中国の瑞巌(ずいがん)和尚という禅僧のエピソードに基づいています。
瑞巌和尚の自問自答
瑞巌和尚は毎日、自分自身に向かって次のように呼びかけていたと伝えられています。
呼びかけ:「主人公よ!」と呼び、自ら「はい」と答える。
確認:「目を覚ましているか?」「他人に騙されるなよ!」と自らに釘を刺す。
このユニークな修行は、周囲の環境や他人の言動に振り回されそうになる自分を、力強く「今、ここ」に引き戻すための儀式でした 。
現代の「主人公」とのちがい
現代では「物語の中心にいる特別な人」を指しますが、禅における意味はより内省的です。
本来の意味:自分の心の真ん中にどっしりと居座り、何ものにも左右されない「本当の自分」を指します。
自立の精神:誰かに人生のハンドルを握らせるのではなく、自分が自分の人生の責任者であるという自覚を促す言葉です。
「心の荷物を下ろす」ためのヒント
1. 他人の評価という「重荷」を下ろす
「主人公」が自分自身の内側にしっかりといれば、外からの批判や流行といった「他人の声」に一喜一憂する必要がなくなります。
考え方:「他人がどう思うか」ではなく、「主人公(本当の私)はどう感じているか」を基準にすることで、心の平穏を取り戻せます。
2. 「却下照覧」との組み合わせ
自分の足元を照らし出す「却下照覧(きゃっかしょうらん)」によって見つけ出すべき対象こそが、この「主人公」です。
実践:迷いが生じたとき、瑞巌和尚のように「おい、主人公よ、お前はどうしたいんだ?」と心の中で自問自答してみる。
環境や他人に振り回されるな。自分の心の真ん中にどっしりと居座る「本当の自分」を忘れるな。という力強い教えです。
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