
荒川区西日暮里にある浄居山青雲寺は、臨済宗妙心寺派の寺院です。江戸時代から「花見寺」の一つとして親しまれ、谷中七福神の一つである恵比寿神を祀っています。
歴史と特徴
青雲寺は、江戸時代の文化人に愛された場所として知られています。
花見寺としての賑わい
日暮里の行楽地:江戸時代中頃、この一帯は「日暮里(ひぐらしの里)」と呼ばれ、四季折々の花を楽しむ人々で賑わいました。
「花見寺」:青雲寺は、修性院などとともに多くの草花が植えられた美しい庭園を持ち、「花見寺」と呼ばれていました。
文人墨客の集まる場所:月見寺(本行寺)、雪見寺(浄光寺)といった寺院も近くにあり、風流を好む江戸の文人墨客が集う場所でした。


滝沢馬琴筆塚の碑
南総里見八犬伝の作者:境内には、『南総里見八犬伝』の作者として知られる滝沢馬琴の筆塚の碑があります。馬琴が使い古した筆を供養するために築かれたもので、筆塚に建てられたのがこの石碑です。
その他の碑:硯塚の碑(寛政十年)、日暮里船繋松の碑、狂歌師安井甘露庵の碑など、江戸の文人にゆかりのある碑が多く残されています。

谷中七福神 恵比寿神
青雲寺には、谷中七福神の一つである恵比寿神が祀られています。恵比寿神像は、毎年1月1日から10日までに行われる「谷中七福神巡り」の期間のみご開帳されます。



青雲寺は、静かな住宅街の中にひっそりと佇む寺院ですが、その歴史と文化財は多くの見どころを提供しています。
青雲寺 / 谷中七福神(恵比寿)
東京都荒川区西日暮里3丁目6-4
JR西日暮里駅から徒歩約4分

