禅語「本来無一物」

『本来無一物(ほんらいむいちもつ)』は、「もともと、何ひとつ持っていない」という、私たちの存在の根本的なあり方を指す言葉です。

  • 失うものは何もない:人は裸で生まれ、何も持たずに死んでいきます。執着している対象も、実は自分が勝手に「自分のもの」だと思い込んでいるだけで、本質的には実体のないものです。
  • 無限の可能性(空):「何もない」ということは「空っぽで寂しい」という意味ではなく、何色にも染まれる、何にでもなれるという究極の自由を意味します。

「失敗して何かを失うのが怖い」と感じた時でも、「もともと何も持っていないのだから、今のままで十分であり、何度でもやり直せる」という安心感を持たせてくれる言葉です。

「放下着と本来無一物」二つの言葉のつながり

「自分は本来無一物(もともと何も持っていない自由な存在)である」という真理に気づくことができれば、執着を捨てる「放下着」は、苦しい決断ではなく、自然で軽やかな振る舞いへと変わります。


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